スズメガの羽が静止する時、を考える
http://d.hatena.ne.jp/crow_henmi/20070722#1185088730
http://d.hatena.ne.jp/rulia046/20070722/p2
http://d.hatena.ne.jp/rulia046/20070723/p1
案A:フラッシュを焚く
案B:シャッタースピードを上げる
案C:両方
手持ちのコンパクトデジカメで何とかするなら、Aしかない気はする。
考えるより実写例を探す方が早そう。というわけで、探してみた。
http://www.jpmoth.org/Sphingidae/Macroglossinae/Macroglossum_stellatarum.html
(*虫の写真なので、嫌いな人はクリックしない事)
写真4はフラッシュを焚いた物、写真6は高速シャッターによるもの、に見える。
フラッシュを焚けば、閃光時間で必ず停止させられる……と思っていたんだけど、調べてみると閃光時間は発光量によっては 数百分の1秒 〜 とかで、必ずしも超高速というわけじゃないみたい。フラッシュ撮影でも定常光成分はブレているわけで、定常光を減らそうとして出力を上げると閃光時間が長くなるという泥沼? ……とか考えても、撮影距離やフラッシュの性能に左右されまくりなので、あんまり意味ないね。フラッシュ撮影だと背景が暗く落ちて、学術写真っぽくなってしまうのも難か。
……高速シャッターを切るのが簡単な気がしてきた。
うちにある DiMAGE A1 が 電子シャッター併用で 1/16000 まで出るらしい。 1/16000 て。 晴天時/ISO100/F4 で1/1000 くらいのはずだから、絞りがF4としたら ISO1600 ……A1では出ないぞ。 当然のことながらフラッシュは全速同調するので*1、光量が足りなかったらそちらで何とかする方針で?
……ということで、C?
このべらぼうなシャッター速度は、CCDの電子シャッターによる物なんだけど、このプログレッシブスキャンCCDは、画質面での難があって*2後継機の A2、A200 では採用されなかった代物。 ミノルタと言えば、フィルム一眼レフ時代に αのフラグシップに最速 1/12000 まで出るシャッターを載せていたりして、この手の過剰スペックではお馴染みな感がある(笑) 実用性はともかくとして、素直な技術者の理想を体現したような会社だったのかも。 ……まぁ「見せスペック」とか言われると否定できないけど。
露出云々より「A1 のお馬鹿なAFでピントが間に合うのかどうか」の方がずっと問題だと思った。 被写界深度に入るかどうか、は「どうせそんなに近づけない」ので気にしないことに。結局スズメガを追いかける方が大変っぽいので、自分でやるなら デジタル一眼レフ+望遠マクロ+フラッシュ でA案を採用する気はする。
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以上空論。今度試してみようかな。