行ってきた

 各社の最新型デジタル一眼レフを展示・解説しつつ販売するというイベントでした。イメージ的には、イベント会場にヨドバシの売り場が出張してきたような感じ。平日の4時ごろだったので、展示機が余るくらいの人出でした。オリンパスセミナーを聞いていこうと思ったんですが、時間の関係でコニカミノルタのを聞いてきました。基本的にはα7Dのプレゼンなんですが、一般的な写真教室みたいな話も聞けました。先生は並木隆さんというプロの方です。聞いてて印象的だった所をまとめてみると……

  • 手ブレ補正が聞き始めるのに時間がかかる
    • 考えてみると、そりゃ加速度を測ってるんだから当たり前だよな。レンズ側補正でも理屈は同じはずなんだけど、ファインダーで確認できない分、気をつけてくださいというお話。ファインダー内にゲージが出るんですね。
  • 手触れ補正は高倍率のマクロ撮影にも有効
    • これは気づきませんでした。機構が複雑になるので、どのメーカーもマクロレンズには今のところ手ブレ補正をつけられていないというお話。なるほど。
  • プロは 85mm 以上を手持ちで取るのは怖い
    • 手ブレ補正のプレゼンの一環ではありましたが、プロが要求されるクオリティーはレベルが違うんだなぁという印象です。ちなみに僕は600mmだろうと手持ちで撮りたいクチですが(^^;
  • 鑑賞に適した距離は、対角線の二倍の距離
  • 全紙に伸ばして粗捜しとかしないでください
  • 素数を競う時代は終わり
    • 600万画素では少ないと思われるでしょうが、というお話。「全紙に伸ばして粗捜しとかする人がいますが、メーカーの人が可愛そうです」とか。「画素数を競う時代は終わりました、これからそんなこと言ってると『分かってない』って思われちゃいます」とか。 確かに適正な鑑賞距離(またはサイズ)って物がありますよねぇ……。でも、会場に張ってあった FinePix S3 pro の巨大サンプルは、全紙で粗捜しできるレベルでしたw
  • 液晶が大きい
    • 僕もそう思いました。液晶が大きくて何かと便利、というお話。
  • ファインダーを覗くと液晶が消える
    • Eye Start AF のセンサーを流用して、ファインダーを覗くと液晶が消えます。細かいところまで行き届いている、というお話。
  • 液晶も縦位置に対応
    • 縦位置で撮影していると、液晶の表示も回転します、というお話。
  • 重いほうがぶれない
    • 銀塩α7より金属を使っている分重くなってます、というお話。重いほうがブレないんですよ、と言っていたけど本当だろうか?同じ力に対しての加速度は減るけど…。シャッターショック、ミラーショックには有効でしょうね。
  • シャッターの最高速度と耐久性
    • 銀塩α7では〜1/8000だったシャッターが、α7Dでは1/4000になってますが、これは耐久性を重視したのが原因である、というお話。最高速度と耐久性はトレードオフの関係にある、というのは初耳でした。なるほど。
  • ハイキートーンは結婚式用
    • ハイライトの快調表現を広げるモードが有るそうです。その分、シャドウ側が縮まるそうですが。結婚式専用だと言ってました。RAWで撮るなら不要だとか。
  • カメラの機能を使いきろうと思うな
    • 超多機能なカメラの機能全てを使いきろうと思うと、そっちに神経が回ってしまってよい写真が取れませんよ、というお話。「カメラなんて絞りとシャッタースピードくらいです」「デジではホワイトバランスも、ホワイトバランスは不精をしないで手動で決めましょう」とも。


なぜかSLIKの人の三脚・一脚講座も聞きました。

  • 三脚を立てる前にアングルを決める
    • 伸縮は面倒なので、一発で高さを決めましょうというお話。
  • 最後にエレベータ
    • 脚を開くと狙いより少し高さが下がるので、その分をエレベータで調整すると良いと言っていました。
  • ねじは半回転
    • 半回転で固定できるので、むやみに緩めなくて良いというお話。説明書にもちゃんと書いてあるそうです。
  • メーカーロゴを前に
    • SLIKの場合、メーカーロゴを前にすると、右手でエレベータの操作が出来るようになってるそうです。
  • 一脚には自由雲台、雲台は緩めてカメラを持つ。
    • 重さを一脚に任せることで、手が疲れずにシャッターチャンスを待てるそうです。

一眼レフカメラワールド」なのに EPSON の RD-1 が展示されてました(笑)