こちらの日記を読んで

 カメラを始めたのは*1
鳥屋だったんで見た鳥を記録に残したかったのと、単にそういうメカニックが好きだったから(あと、中学のときに究極超人あ〜るASIN:4091227317)を読んでたから(笑))で、目的と手段を混同したことは無かったと思う*2。だから、べつにカメラマンになろうと思ったことも無かったし、事実ぜんぜん違うことをやってる。けど、むかし「戦場カメラマンになりたい」とか ほざいてた時期が一度だけある。

 高校三年のとき、なぜか「レクイエム」(ASIN:4087732762)っていうベトナム戦争の戦場写真集を本屋で見つけた。三省堂の本店だったか。高校生にとっては高価な写真集だったので、そのときは買わなかったけど、一週間くらい考えた挙句、なぜか買ってしまった。その写真集は、インドシナベトナムカンボジアあたりの戦争で殉職した戦場カメラマンの遺作集だった。ミリタリーマニアだったし、戦争は人の業だと思っていたので、別に戦争を止めさせようとか、そういうことは全く考えなかったけど、その写真集を見ていたら、写真をやるなら報道しかないと思った。
 戦場カメラマンになりたいとかほざいてたのは、その前だか後だか忘れちゃったけど、それは要するに受験勉強がイヤだっただけなんじゃないかと思う(苦笑)

 戦場カメラマンにも、そうじゃないカメラマンにもならず、その頃の記憶は、部屋にいくつか散らばってる戦場写真集と、ブラックボディーばっかりの一眼レフに痕跡を残すのみ(……って、それはただのカメオタ活動だろ!) 全然おもむきは違うけど、こんな本も読んでたかな→(ISBN:4880500038

 何が言いたいのかというと、
本当に戦場に行っちゃった人は尊敬するなぁ、と。

*1:「写真を始めたのは」じゃないよ

*2:写真は記録のための手段、あるいはカメラというメカニックを楽しむための手段。前者はともかく、後者は普通に考えれば本末転倒