*ist D レビュー by スタパ斉藤

 いきなり引用。

 この丘を上がればもうチョイ良さげな風景が撮れるかも、この空だとあと2時間後には真っ赤な夕焼けが撮れそうだ、帰途とは逆方向だけれど512メートルほど歩けば旨いコーヒーショップがあるゼ。そんな状況から生まれる小さな行動力は、大きめで重めのカメラによって簡単に消されちまったりする。丘を上がんの疲れる、夕焼けはよそうもう帰ろう、缶コーヒーで済ませよう、てなことになりがちだったりする……ライトな気合だけの場合は。
 しかし*ist Dは、ライト気合ユーザーに、丘の向こうのドえらく美しい風景や、想像以上に劇的な夕焼けや、香り立つコーヒーの満足を、与えてくれちゃったりする。ていうか、奪わない。ていうか、ユーザーの小さな期待を潰してしまわない携帯性の良さがあるのだ。

 んー。
なんかそういう風に誉められると「*ist D 有理!」という気はしてくるんだけど、いかんせん Kマウントレンズ なんか持ってねぇ。EOS Digital が追いついてくるまで待つしかない。……普通に考えれば。
もちろん普通に考えない行くとこまで行っちゃったマニアの方=スタパ先生なんかは両方買っちゃうわけですが。
 幸いにしてメインで使ってるEFマウント以外のマウントのカメラにまで手を出してはおりません。(父の所有している Nikomat FT と 遺贈された OLYMPUS PEN-FT は除く)。そういう無茶なことは社会人になったら考えます。
 ……いや、MZ-M いいな〜とか思ったことはあるけど。MZ-M+マウントアダプタ+M42マウントレンズ とかね。