デジ一眼 関係

 改めて読んでみたんですが、EOS Kiss Digital に関する記述、鋭い。

 銀塩のクラス分けと商品サイクルは、「フラグシップ」「上級機」「中級機」「入門機」の4クラス位を、それぞれずらしながら回していく、という感じになるわけだが、「後から来たのに、追い越され」が必定のデジタルの世界では、「フラグシップ」「普及機」ぐらいがせいぜい。してみると、名前こそ「10D」>「KissD」 な感じがするが、実質的には「価格」という至上のスペック(笑)を考慮すれば「D30」→「D60」→「D10」→「KissD」というキヤノン普及価格帯戦略の「決戦兵器」に位置づけられるわけで、「プラ外装」「最大連射*1コマ数」「サブ電子ダイアル」あたりは「D10」に対するギリギリの「クラス分け」的弁解、あるいはこれすら12万円という価格を「安く見せるトリック」=「Kiss ブランドの演出」の一環なのではないかという疑念すらわいてくる。


 とか色々考えたんだけど、やっぱり「価格」ってのは避けて通れない絶対的なスペックですよ。ヨドバシの価格帯を見ても、12万円という価格は絶対的には安くないはずなのに、他の約半額って値段は決定的。今後これが→6万→3万になるには、ちょっと時間がかかると思うので、この時点で Kiss D が過去のレンズ資産という縛りのない新規顧客層を完全に独り占めするのは確実なんじゃないだろうか。決戦兵器って書いたのは間違いじゃなかった、と。

Kiss D を買うべきなんだろうか?

*1:ホントは「連写」が正しい