「船を編む」

単行本が図書館にあったので、今さらながら読んだ。

 

「学校では教えてくれない! 国語辞典の遊び方」(サンキュータツオ:著)を読んで以来なんだか国語辞典に興味が出てきて、元ネタ的な「辞書を編む」(飯間浩明:著)も読んでいたので、国語辞典の編纂については何となく知っていたので、その点は「おさらい」という感じになったけど、辞書の紙質の話とかは小説で初めて読んだ。

 

全体的にほのぼの温かくて、読んでいて幸せな感じだった。装丁に凝らされた仕掛けに、ちょっとニヤリとさせられた。

 

「青の数学」

数学が好きな人がたくさん出てくる小説。

数学が好きな人(=作中でも変わった人)が数人出てくる小説は何度か読んだことがあったけど、登場人物がほとんど全員数学が好きな人という小説は初めて読んだ。 「数学好き」がキャラクターの主要な特徴でなくなると、登場人物に色々キャラクター性が出て来て良い。

高校生がたくさん出て来て「数学とは!」みたいな議論を延々繰り返しているのを見ると、数学0点の自分にとっては「数学ってそんなに特別かな?」って思うけど。別の分野についても一般化して想像すると、分からなくもない話をしていて、まあそれはそれで楽しかった。

エレコムのBluetoothポータブルトラックボールを買ってみた

 

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 今回試したのは真ん中のトラックボール

 

このモデル → https://www.elecom.co.jp/products/M-MT2BRSBK.html

Bluetoothトラックボールは大昔に The ball が出て(コケて)以来ずっと製品が無くて、2017年にナカバヤシから出てまたそれっきりだった。

http://www.hykw.com/tbfan/reviews/theball.shtml

https://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/news/news/1043746.html

 

ノートPCでは2010年からLogicool 、2015年からエレコムを使っていたが、最近ノートPCが更新になり、USBポートが少なくなったので、Bluetooth接続のトラックボールは「必須ではないがあれば試したい」と思っていた所だった。

https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/396301.html

https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/725271.html

 

Bluetooth接続のマウスと言えば、大分以前は「電池が持たない」とか「スリープから復帰するのが遅い」とか言われていた気がするので、ちょっと心配していたのだけれど、現代のBluetoothマウス(トラックボールだが)ではそんな心配は無用で、ごく普通に使えた。

 

問題はポータブルということで本体を極端に小さくした所で、しっかり握って使うことは出来ない。その分手を浮かせると疲れる。……ということで、以前のナカバヤシは使えないという判断をしていたのだけれど、今回のエレコムで握り方を色々検討したところ「操作しないときは手を完全に机に落とす」というポジションにすると結構使えるという事が分かった。ただ、この握り方だとホイールが親指の付け根あたりに来るので、これはこれでちょっと邪魔なのだけど……。

 

MX ERGO ならもちろん何もしなくてもこのポジションが維持される

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 このように操作しないときは手を完全に机に落とせば、案外快適である。

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ナカバヤシので同じ事をしようとすると、ボールから指が離れすぎてしまって復帰がやや面倒になる。(まあ我慢できなくもないけど…)

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ポータブルトラックボール、というのはそんなに種類も無いので、興味がある人は買ってみてもよいのでは。

 

 

 

 

 

 

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k-tai.watch.impress.co.jp

「サイゴンの十字架」

年末に何となく本屋で手にとって、この年末年始に読んでみた。内容は雑多なベトナム関係の記事をまとめたもの。「ベトナム戦記」は大昔に読んでいて、今さら読むような話かなと思ったけど、2020年の世界情勢どうにもならない感ある中で、50年前もどうにもならない感あったんだな、と思うと、逆に開き直って安心するような気はした。

東京都写真美術館「路上から世界を変えていく」日本の新進作家vol.12

主催のキヤノンのサイトのが詳しいです

糸崎公朗

デジカメWatchでおなじみ糸崎公朗さん
フォトモの実物は初めて見たかも。
そちらも中々面白かったですが、ストレートな昆虫マクロ撮影や動物マクロ撮影*1の方が面白かったかも。

大森克己

桜がある風景に桜っぽいフレアが。
すんません、あんまり良くわかりませんでした。

鍛治谷直記

えーと、この町中のゴチャゴチャした感じを撮るのが好きなのはあの……*2
すんません、あんまり良くわかりませんでした。

津田隆志

は、排除ベンチの写真を撮ってる人が私の他にも!(→ 私の flickr 排除ベンチ写真セット
題して「True Sleeper」とのこと。誰がうまいことを……私の所も副題が「誰も寝てはならぬ」なので良い勝負では。
写真はさすがに写真家っぽい感じ(というのも失礼ですが)で、私のよりちゃんとしてます。

なお、排除ベンチ写真は私が知る限り2006年くらいから撮ってる方がいらっしゃいます (→ ベンチの仕切り研究会)

他に排除ベンチを撮っている方がいらっしゃれば、知りたいのでぜひお知らせ下さい。

林ナツミ

女の子がトンドル。
自分史上最大の裸眼立体視ができました。面白かった。

ふつーの写真としても好みです。

*1:……と言っておきます

*2:過去に似たような作風の写真展を見たことがあるけど思い出せない