今日見てきた写真展

 写真美術館の「友の会」の内覧会に行ってきた。学芸員さんの解説付き内覧会。


 初めの30分は自由鑑賞。
正直なところ、「あんま趣味じゃないなー」「これ、絵を描けば良いんでは……」「話聞いても仕方ないかも……」などと思ったり。30名程度の参加者のうち、自分より若そうな人は3人程度、自分と同年配の人は1〜2人? あとはほとんど おじさん or お爺さん……というのは、まぁ予想通り?(笑)


 続けて1時間15分ほど解説付きで鑑賞。
「福島美術館から借りている作品があって、展示会が終わってもしばらく預かってくれと……」「奇しくも、この建物がオープンした日も阪神大震災の直後で、その時も神戸から借りていた作品が……」
 学芸員さんが思いのほか話し上手で、ピクトリアリズムの歴史的な位置づけから、色々な写真技巧、個々の作家の話まで、実に興味深く聞いてしまった。 「本来デジタルカメラは、パンフォーカスの写真が得意なのに、一点にピントを合わせてそれ以外をぼかそうというのは、写真の絵画的表現が現在にも続いているという事なんですよー」*1という説明には、なるほどと思わされ。


 友の会の会費が2000円/年のところ、この展覧会の一般入場料が800円なので、内容的には既に半分以上元を取ったなー、というところ。*2  そしてまた、専門家の解説付きで写真を見るというのが、金額以上に得難い経験だったなぁと。

*1:と、いう風な意味に聞いたけど、自分解釈なので間違ってたらゴメンナサイ

*2:ただし内覧会は抽選